子持ちのシングルマザーの現実~仕事・育児・恋愛と再婚のハードル~

日頃の悩み

ただでさえ、景気が一向に良くならない世の中で
子供を育て上げるということは、非常に大変なことです。

またパートナーとの家事の分担、といったことが常識的な時代でもあります。

一方で、頼るべきパートナーがいない「シングルマザー」として
<子育て>と<仕事>を両立しなければならない女性が増えている事実があります。

1人で子供を育てることに至った、その理由は人それぞれですが
実にその8割が、「離婚」によるものであることが現実です。

離婚の原因としては、性格の不一致が断トツの1位になっており
意外にも、異性関係は離婚原因としては第5位です。(2~4位は暴力や金銭問題)

子供の親権は現在(2010~)80%が母親のものになると言われており
1965年は、父親と母親で50%ずつだったことから
”50年で30%も増加している”ことになります。

そしてこの女性側の親権の増加率は、離婚率の大きな鍵を握っていると思われます。

離婚後は、「実家に戻る」という選択肢がありますが
その70%が「母と子」で構成される世帯になっています。

そして、2010~現在では「35~40歳」という
30代後半の女性が、シングルマザーの割合の中で最も多いことも特徴です。

シングルマザーに”なりやすくなった”ことも事実

一昔前は、離婚するということは非常に”世間体”の悪いことであり
「見栄」のために、離婚しないで我慢するという現実がありました。

また、”離婚したら食べていくことができない”といった
社会構造(基本的には専業主婦になる)もあり、”我慢するしかない”という事情がありました。

ましてや、子供を連れて”女手ひとつ”で生きていくことは
世間からの風も冷たく、今よりもはるかに難しいことでした。

しかし現在では、正社員としてフルタイムで働く女性が増え
自分ひとりの収入で生きていくことが珍しくなく、男性よりも収入が多い女性はたくさんいます。

そして皮肉にもこの「女性の社会進出」が、離婚率の上昇に関係していると考えられます。

「自分1人で育てることができる」

と判断した女性は、我慢することなく・躊躇せずに
離婚を切り出すことができるようになったことは、離婚率の上昇に確実に影響を与えています。

本来であれば、父親(男性)が担っていた「一家の大黒柱」
女性でも担うことができ、女性の力だけで家計を支えることができるようになりました。

ただし、言うまでもなくシングル”マザー”であるということは
自分1人の問題ではないということも、忘れてはいけません。

”働きながら子供を育てる”ということ

シングルマザー世帯の約7割が、”母親と子供だけ”で構成されており
これは「実家に戻って、両親(祖父・祖母)の力をかりて子育て」というような、
世間一般のイメージから、遠いものになると思われます。

自分1人で子供を育てている、という女性の割合は想像以上に多いようです。

また、シングルマザーで最も多い世代が「35歳前後」であり
平均初産年齢が30歳ということから考えると、若い未婚のシングルマザーを考慮しても
10歳未満の子供が多いと考えられ、”一番手がかかる時期”と重なっていることも多いようです。

生きるにはお金が必要であり、お金を稼ぐためには仕事をする必要があります。

シングルマザーがお金を稼ぐことは、改めて大変なことなのです。

シングルマザー家庭は「負の連鎖」の中にあることも多い

1つの・1度の”ほころび”が、その後に連鎖的に不利な条件を招くことは
「大貧民」というトランプゲームを想像すれば分かることです。

極端な流れを描いた場合、

  • 基本的に、子育てと仕事を両立することが一般家庭に比べてより難しい
  • 自分で世話が出来ない時間は「託児所」等に預けることになる
  • その結果、余計にお金がかかる
  • その結果、よりお金を稼がなければならない
  • その結果、触れ合う時間がより少なくなる
  • 成長することによって、かかるお金が増えていく
  • 託児所等の世話の問題が終った後は「進学」等の問題が新たに発生する
  • 子供が独立するまで、これらの問題は続く
  • ”まともに”独立するためには教育が必要
  • 教育にはお金がかかる

これらは非常に単純な例であり、ある程度予想できることではありますが
その際には母親の苦悩だけではなく、「子供からの目線」も必要です。

もちろん、全てのシングルマザーの家庭が”こう”なる訳ではありません。

しかし「学力」の面や、いわゆる「グレる」等のリスクを考えた際に
シングルマザーの家庭が、「悪いパターンに陥る傾向」があることは事実です。

目を背けてはならない現実

母子家庭の貧困問題は、非常に深刻です。

上で挙げた負の連鎖のシナリオは、決して「極端な悲観論」ではありません。

お金が無いことによって、最初の「土台」を築くことができず
”最終的に子供が自立できない”ことで起きる、様々な不本意な事態というのは現実に見られます。

シングルマザーであれば、誰もが目を背けている・背けたいことですが
それらは離婚を決意する際に、最も忘れられている部分でもあります。

シングルマザーであっても恋愛に躊躇する必要はない

仕事や育児とは異なるもの、それらを忘れさせてくれるものとして・・・
シングルマザーでも、たとえ”中年シングルマザー”であっても恋をする権利はあります。

「バツニ」や「再婚」といったことは、全く珍しくない時代であり
”恥ずかしい”と思っている人、抵抗がある人が非常に少なくなっています。

社会の成熟と共に、「恋愛先進国」になったことの象徴でもあり
それに伴い「新しいパートナー」を、探している女性も増えているようです。

確かに、今までは男性に比べて「女性のバツイチ」は恥ずかしいという風潮がありました。

そのため、一歩踏み出せない(踏み出しづらい)傾向があったことも事実です。

「バツイチは(相手として)嫌だ」という、「男性側の感覚」もあったことは否めません。

しかし現在は「バツイチでもいい」という人は男女共に珍しくなく、感覚も徐々に変わってきています。

”ハードル”が高いことは事実だが

バツイチ女性の恋愛を考える際に、”子供がいるかいないか”ということは
「再婚」するにしても、「恋愛」を求めるにしても、非常に大きな要素になります。

昔は「コブツキ」等と、ひどい言われ方をされたいた時代もありました。

この問題だけは、現在でも”やや”残っている課題であることは否定できません。

「デート」の予定を立てることが難しくなったりと、ハードルが高いことは間違いないものです。

ただし、この問題に関しても「相手に子供がいてもいい」という感覚は確実に広まっています。

シングルマザーが増えていると同時に、シングルファザーも増えていることから
最初から「子持ち同士」という条件で相手を見つけたりと、”分かり合える相手”を探す傾向も見られます。

楽しいこと、日常生活にプラスになることであれば
シングルマザーだからこといって、恋愛に躊躇する必要はなく
”うまくいかなかった経験”というのは、悲しいようで何よりも参考にすべきものです。