「何でも人のせいにする人」の心理と対処法~なぜ責任を負わないのか?~

日頃の悩み

「何でもかんでも、トラブルは人のせい」

そういった人は、なぜか社会の中に溶け込んでいるものであり
たまたま自分の身近な所に存在している、という方もいるはずです。

関係のない人であれば、「そういう人、いるよね~」で済むかもしれませんが
実際に関わってしまう羽目になってしまうと、災難です。

特に「仕事」といった、人生における重要度の高い要素が絡んでいた場合には
そう簡単に済ませるものではありません。

まして、「自分のせいにされた」という経験のある方は
そういった人に関わりがあるのであれば、珍しくはないはずです。

「何でも人のせいにする人」というのは、「普通の人(基本的な責任感がある)」人からすれば
信じられない心理かもしれませんが、そういった人に対処していくためには
そういった人が持つ「病理」についても、考えておく必要があります。

基本的には「自分の評価を落としたくない」から

と言っても、

何でも人のせいにしてしまいがちな人の心理というのは、それほど複雑なものではなく

  • 責任をとりたくない
  • 自分のせいだと思われたくない
  • プライドが高い

主に異常の3つの心理状態が考えられます。

これらは、最終的には「自分の評価を落としたくない」という
<人からの評価>を、異常に気にしていることが関わります。

<生まれ持った素質>と言える部分も、確かにありそうですが
特に「中途半端な地位」にある人が、持ちやすい心理と言えます。

特に仕事の場合は「人事評価」といった、賃金(地位)に関わるものであり
いわゆる「自己保身」という、非常に単純なものと言えます。

また「悪いこととすると折檻(罰)を受けた」という、幼児体験を経てる人にも多い傾向です。

「怒られたくない」という、至極単純な思考です。

本当は「罪悪感」を感じている場合も?

そういった人というのは、実は「罪悪感」を感じている場合もあります。

「また、人のせいにしてしまった・・・」

「自分で責任をとれない人間なのか・・・」

といったことに、実は悩んでいる可能性もあるのです。

しかしながら不思議なもので、自分を責めれば責めるほどに
「いや、自分は悪くない!」という、方向転換をしてしまいがちです。

これは非常に多くの人に当てはまる、ある意味で「自己防衛本能」とも言えます。

誰であっても、自分を責めるのは嫌なものです・・・

「平気でやる人」は「そういう病気」

ただし、人に責任を擦り付けることに関して
<全く罪悪感を感じない人>というのも、稀に存在するようです。

いわゆる「サイコパス」と呼ばれるものですが、
「自己愛性人格(パーソナリティー)障害」と呼ばれたりする、”ちゃんとした病気”であり
「手遅れ」な場合もあるため、しかるべき対処をする必要があると言えます。

「あの人病気です」と広めるのも、1つの手です。

何でも人のせいにする人への対処というのは、「サイコパスへの対処法」と同じものが適切です。

「サイコパス」への撃退法について詳しく

<離れる>もしくは「いなくなるようにしむける」

この2つしか、根本的な対処はありません。

ただし、「何でも部下のせいにする上司」といった場合には難しく
「仕事(責任の発生する要素)を与えない」という、最も合理的な手段がとれない可能性もあります。

結局「ミイラ取りがミイラ」にならないようにするしかありません・・・

何でも人のせいにする人と、日常的に接している人というのは
間違いなく「ストレス」が溜まっていることと思います。

そういったストレスを人にぶつけないことが、せめてものできることになります。

最悪の場合には「自分から離れる(退社)」しかない場合もありますが・・・

「人のせいにするな!」と強く考えてしまう人は注意が必要

以上は「あきらかに相手が悪い」というケースが多いはずですが

それを踏まえて、

「人のせいにするな!」ということが、果たしてすべてのケースに該当するのか

ということについても、考えて欲しいと思います。

「人のせいにしてはいけない」という言葉に、傷つけられてきた人も多いです。

世の中には「自分の力では、どうにもならないこと」がたくさんあります。

「しょうがないじゃん!」と言いたくても、
社会に出てしまうと、それが許されないことがほとんどであり
「自己責任」という言葉に、押しつぶされている人がいます。

上記の「何でも人のせいにする人」に関しても、
もしかしたら<どうしようもない自分の病気>に、悩んでいる可能性もあります。

紛争地帯に生まれ、戦争に参加することは、それこそ「どうしようもないこと」です。

人のせいにするな、とは言えないはずです。

言えるとしたら、そちらの方が病気です。

これは極端な例ですが、日本は恵まれているからこそ
「ダメな人」への、寛容性が低いと言えます。

お金がなく、高いレベルの教育を受けることができず
<どうしようもない人生>を、歩まざるをえない人は意外と多いです。

自分の判断・決断では、どうにもならない人生を送る人がいます。

逆に言えば、そういった人というのは”できる限り人のせいにすべき”と言えます。

自分を責める必要はないです。

責めるべき人ものを、見失わないようにしましょう。

人生で起きるほとんどのトラブルは、実際にはその多くが”人のせい”で起きています。

<隣の火事>で家が焼けてしまったのは、「そこに住んでいたから」ですが
<そこに住んでいたことが悪い>とは言えないはずなのです。

怒りを感じるということは「まだ幸せな状況」である

「自己責任」という言葉が、好きな人というのが存在しますが
そういった人というのは、たいてい「恵まれた人間」です。

<自分の力ではどうにもならないこともある>ことが分かりません。

そういった人には、近づかないことが大切ですが
悲しいかな、おそらく日本は「幸せな人」が多いです。

何を持って幸せとするかは、人それぞれと言え

  • 人のせいにする人
  • 人のせいにするな、という人

この一見両極端な人それぞれに、近づくべきではない人がいます。

とにかく、「想像力がない人」は避けるのが賢明であり
自己責任と<自分の責任>を、切り離して考える必要があります。