「神経症」は自力で完治・克服できるものなの?~症状を再発させないでうまく付き合う方法~

人には言えない悩み

「神経症」という疾患は、”人生の可能性”を劇的に狭めてしまうものと言えます。

「こんな変な病気じゃなきゃなー」と悔しい気持ちが溢れ自暴自棄に走る・・・

神経症を患っている人であれば、必ず経験があるはずです。

そして誰もが、一度は「これは治るのか?」ということを考えるはずであり
不安になることも、「神経症あるある」と言える問題です。

先に述べておくと、おそらく<完治>は無理です。

神経症とは、もともと生まれながらに持っている「気質」や
生育過程で形成された「性格」が、複雑に影響しているものであり
そういったものを、消し去るすることはできません。

「一生付き合うもの」と、考えていくべき症状なのです。

”歴”の長い、多くの神経症患者が知っているはずです。

この事実を知った時は、誰もが「ああ無理なんだ・・・」と思い
より悲観的・絶望的になってしまうはずです。

行動療法、薬物療法、もちろん効果はあるかもしれません。

しかし、”治る”ことはありません。

一方で、<軽くすること>は可能です。

そして<軽い状態を継続する>ことが、重要なことです。

完治を早々に諦め、<上手く付き合っていく方法>を見つけたところからが
「神経症患者の本当の人生のスタート」と言えるのかもしれません。

ちょっと大げさですね。

でも生きていくなら、考えていきましょう。

この記事は「神経症歴の長い人」から寄稿されたものです。

「症状を忘れるさせてくれるもの」を探す

神経症の症状を引き超している要素の多くが、「観念」が消えないことによるものです。

この”観念”とは、

汚れているとか・・・

今日も眠れないんじゃないか?とか・・・

人前で服を脱いでしまうのでは?とか・・・

東京タワーが目に刺さる!とか・・・

分かる人には、分かるものです。

そしておそらく、ほとんどの人が「この観念を消したい!」
<頭に思い浮かばないようにしたい>と思っているはずです。

そしてそう思っている時点で、消えることはありません。

忘れたい、考えたくない、と願う時点で、考えているからです。

神経症とは、<堂々巡り>の症状です。

そして、こんなことは「あるある」です。

じゃあ、どうすればいいのか?

結果的には<強制的に考えない状況を作る>しかありません。

簡単に言えば<他のことに集中する>ということであり、非常に単純な答えでもあります。

「集中力」を利用する

自信を持ってください。

神経症の人間というのは、例外なく「集中力」があります。

「いや、極端にないよ」

「観念が浮かんだら、他のこと考えられないよ」

という方は多いと思います。

それは確かに事実です。

一度強迫観念や各種不安・恐怖が襲ってきたら、それ以外のことは考えられなくなるはずです。

しかしながら「集中力が高い」ということも、神経症患者の特徴でもあります。

ある意味で「ショック療法」でもある

自分の場合、

神経症(強迫性障害)の症状が軽減したきっかけは、間違いなく「激務」です。

社会に出るきかっけとなった、始めて働いた会社がメチャクチャに忙しい会社でした。

入社してからは、「何も考えられない」ほどに忙しかったことで
症状に悩む暇がない、汚れも気にしない状況であり(入社前は洗浄強迫が悪化していたにも関わらず)
そもそも、自分が神経症であることは忘れていました。

「何もしない」よりは効果的のあること

働くことは素晴らしいよ!と言うつもりはありません。

むしろ<そうでもしないと、症状を忘れられない>という状況は、非常に不便なことには違いありません。

また「やりがい」とか「お金」とか、ついてこないことも多いです。

それでも、ただ<考えずに済む>ことに価値があるはずです。

しかしながら、この方法の困ったところは<仕事に慣れるとまた症状が戻って来る>ところです。

「あ、俺の病気治ってる?」と思った時点で、また思い出してしまったことに代わりなく
忙しい仕事が終わった後等には、やはり症状が見え隠れします。

「一時的な軽減」ができることは確かですが、やはり完全にはなくなりません。

でも何もしないよりははるかに楽であり、<症状を軽減するコツ>は大分身に付いた気がします。

とりあえず”何か徹底的に”やってみる

好きなことができれば最高ですが、このアプローチに関しては
内容よりも<ただただ働かされる>ということに意味があり
極端なことを言えば、お金を貰えなくてもいいのかもしれません。

「ブラック企業」とか、どうでもいいです。

むしろ忙しい方がいいです。

ブラックな方が、辞める時に心が痛まないリットもありますし。

学生であれば部活とか、趣味とかでも
とにかく、症状を忘れさてくれるものが必要なのです。

ただ、特に独り暮らしの場合にはお金は必要ですし
どうせなら、経済的な活動が伴っていた方がやりがいがあります。

また実家に住んでいて、症状が出てしまうのが怖くて引きこもっている人こそとにかく働きに出ましょう。

その状態で、改善・前進することは絶対にありません。

その際も、やはり「散歩」じゃなくて「労働」がいいです。

「嫌なこと」とか、あった方がいいんです。

ストレスで悪化するかも・・・?と心配な気持ちは理解できます。

でも今のまま”じゃ、<悪化>しかしません。

神経症の改善のきっかけは、間違いなく「刺激(ショック)」です。